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『できるかな』は、1967年4月から1990年3月までNHK教育テレビで放送されていた幼児向けの工作番組である。『ノッポさん』と『ゴン太くん』がTVを見ている幼児に身近にあるものを使って工作の楽しさを教える。2008年5月現在、CSスカイパーフェクTV!・ケーブルテレビのファミリー劇場にて、1980年代に放送された作品のうち数作が再放送されている。 並外れた長身にチューリップハットをかぶった不思議なお兄さん『ノッポさん』と、言葉・表情の替わりに「ウゴウゴ」と言う着ぐるみの『ゴン太くん』の無言劇を、画面には一切姿を見せない「天の声」の『おしゃべり』で解説を行う工作番組。NHK教育テレビにて、1970年頃から約20年間もの間、長らく就学前の幼稚園・保育園児や小学校低学年の児童に親しまれた児童番組である。 番組の基本的な流れは“『ノッポさん』は退屈したり遊びたがっている『ゴン太くん』のために即興で遊び道具を製作する。大抵は最初は小さな物を作り始め、番組クライマックスで段ボールとガムテープで器用に大きな玩具を作り出す。”というもの。 本放送終了後も、ノッポさん・ゴン太くんがNHK・民放の様々な番組に不定期に出演し(本項“番組史>放送後”参照)好評を得ている事からも判る通り、番組を見て育った多くの視聴者から未だ根強い人気を得ている、伝説の児童番組になりつつある。最近のYahoo!の市場調査でも、DVD化してほしいNHK番組の第一位に輝いたともされる。[1] なお、後年『ノッポさん』役を演ずる俳優・作家の高見映が語った所に拠れば、彼は実は不器用なため、毎回スタッフが「後は所定の位置にガムテープを貼るだけ」な状態まで準備してくれたことも多かったという。軽やかなステップと表情豊かな演技とは、多くの子供等の関心を呼んでいたといえよう。 最終回では、それまで20年間「無言」を貫いたノッポさんが、「あ~ぁ、しゃべっちゃった!」と語ったことは、大きな話題になり、高見映自身、その時の心境と経緯を著書『ノッポさんがしゃべった日』に書いている。 PR |
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